すぐ忘れるから

なんてないことを書く

初めての台湾旅行記

きっかけは思い出せないけど突然台湾に行きたくなった。

生まれてから1度も日本から出た事はない。


思ったらすぐに行動するので(周りが見えていないというか)
パスポートを作りに行った。10年のやつ
わりと早く出来た。
自分で航空券とホテルを予約し、仕事の休憩中に本屋で買ってきた旅行誌を読みあさり、挨拶程度の中国語を勉強したり。


ちなみに1泊2日。
上司から1泊だけじゃ足りなさすぎると言われた。

特に観光とかそういう目的も無かったのでただただ弾丸。


出発前に近場の両替に行って台湾ドルに換金したり
雨が降ったり止んだり激しいらしいから折り畳み傘と除菌ウェットティッシュとか準備したり。
移動中手元が寂しいかもしれないからルービックキューブ持っていったり。ちょっとここから気がふれだしてる


親は楽しんできてくらいのルーズな感じなのでありがたい。


空港に着いたら搭乗手続きをしないといけなくて
その時予約していたエバー航空は最高に楽だった。
プリントアウトした予約表のバーコードを専用の機械にスキャンするだけで搭乗券が印刷され手続き完了。早。


身体検査はどこも同じ感じのやつ。
出たら免税店とかきらびやかな空間が続いてる。
出発の2時間前に着いたので適当な席に座って仮眠。
まだこの頃は人の賑わいが凄かった(2019年6月)



いよいよ搭乗アナウンスが来たので飛行機に乗り込む。窓側の席を取ってたので快適。


f:id:pankenta:20200510150631j:plain



アメニティがサンリオコラボでかわいかった。機内の紹介ムービーも同じくサンリオ
運よく今回搭乗した飛行機はモニター付きだったので到着するまでクイーンの映画を鑑賞した。



f:id:pankenta:20200510151316j:plain



機内食も付いてきた。生まれて初めてなので憧れがあった物にようやくありつけるとは・・・
ご飯ゾーンの左は味無しの柔らかブロッコリー達。右は鶏肉とキクラゲとかの煮たやつ。ほのかに甘く、日本人でも食べやすい味だった。
カップに入ってるのはちょいカサカサめのパン。なにかジャムとかあれば食べやすかったけどW炭水化物はキツい。
左奥は牛肉ときゅうりetc..の酢の物
これが一番おいしかった。しっかり味が染みているのでおかわりしたかったぐらい。
周りの人はすぐ食べ終わっていたので急いで食べた。




で、ついに到着。16時くらいだったか。
ここで入国審査の紙を貰っていないことに気付く。
審査ゲートの離れで1時間くらい立ち尽くし周りに日本語も話せる人が居ない。
調べが甘かった。馬鹿だ。


とりあえずどうにか入国できないかネットで調べる。
するとオンラインで入国申請をすることができると書いてあったのだ。


圧倒的謝謝・・・!!!!!!


すぐにオンライン申請を行い列に並び入国審査官に申請をしたと伝え顔写真と指の指紋を取る。




「OK」




入国できた


Wi-Fiに感謝
人生が少し前に進んだ感じがあった。



f:id:pankenta:20200510152045j:plain



さて、このまま予約したホテルに行こうと思うがもちろん道は一切分からない。


標識を見ながらさすらいの旅である。
とりあえず台湾の地下鉄(MRT)に乗ればハズレはないので乗り場を探す。
人通りの多い流れに乗って見事行き着く。
両替した台湾ドルを払い、台北までの切符を買った
台湾の切符はコインの形をしていて、改札にかざすともちろん作動する。かわいい。
乗り場が2か所あり、ここは終点なのでどちらも変わらないだろうと迷いつつ待ち、乗る。



f:id:pankenta:20200510153747j:plain


すごい....!!!!
当たり前だが見たことない世界が広がっていて、本当にワクワクした。
目的地まで40分くらいだったけどずっと窓に張り付いていた。車内アナウンスも色んな言語が混じり今は異国人なんだなあと思いつつ....



そして台北に到着。
すごい人が多い!!!広い!!!!ここはどこだ!!!!!!!!


ここから2回目の試練に遭う


とりあえず、駅内のマップを見ながらホテルに近い出口を目指す。
分からない。
また立ち尽くす。
マップを見ていたら男性がチャイニーズ?と話しかけてきた。
ジャパンと返したら消えていった。



結局目的地と離れすぎた出口に出て地上からホテルを目指した。
最初から地上に出た方が道が分かりやすかった。反省。



道中で豚と香草の饅頭を売っている屋台やタピオカの店を見掛けて興奮する。
色々苦難があったがまったくストレスは無かった。自由に好きなように動けてこんなに楽しいことがあっただろうか


ホテルに到着 ロビーの人に宿泊表を出し英語で説明を受ける。半分分かっていない。
カードキーを受け取りついに一息つける



f:id:pankenta:20200510155818j:plain



おっ...綺麗な部屋だ。
実は駅から一番近いホテルに泊まりたいとしか考えて無かったので内装は特に気にしていなかったが...
よろしくしたいが既に時刻は18時、観光目的は無かったとはいえ1つ行きたい場所があった。


台北當代藝術館


現代美術が短期間ごとに展示されているそうで知識のカケラもないがただただ見に行ってみたかった。
無料の飲料水のペットボトルをリュックに入れ目的地のナビを見ながら駆け足。



今思い出したが台湾の信号はめっちゃ怖い。
カウントダウン式で時間内に移動しなければならないし、バイクや車が優先の国なので上手く避けながら横断歩道を渡らないといけない。死ぬ。
普通に目の前でバイク同士の事故が起きたり血の気が引いた。でも他の人は特に反応も無くこれが日常茶飯事なのか・・・
私は現地の人の後ろを尾けて渡った。すみません。



受付時間にぎりぎり間に合ったのでこの時閉館時間が19時
入館料を払い残り30分くらいを回遊した。
もちろん現代アートなので意味とか分からない物が多いが直感で好きとか目や耳で楽しんだり新鮮な気分だった。
台湾に行ったら毎回必ず行くと決めた 
説明しきれないので割愛(撮影OKだった)



f:id:pankenta:20200510162849j:plain



19時前に出て、目的も達成したのでどうするか。
ここから近場の夜市に行って夕食でも食べるか。
ちなみに気温30℃くらい
暑い。暑い。風も無い。
体力が削られていくのが分かるので早急に向かう



f:id:pankenta:20200510164218j:plain



寧夏夜市


他の夜市と比べると飲食が多めのローカルな所らしい。
フルーツジュース、海鮮焼き、読めない屋台・・・観光客の日本語が聞こえて少し安心感もあったり。
200mくらい屋台が続いている体感で1週目は下見、2週目から食べたい物を選ぶことにした。



葱油餅という物がおいしそうだったのでジェスチャーで1つ注文。50元くらいだったかな?とにかく安い
辛いソース大丈夫?と聞かれ大丈夫と、返す。
この店どこで知ったの?などと話を振ったりしてくれた。ここで食べるとかも言わなかったからかお持ち帰り用に綺麗に包んでくれた。
せっかくなのでホテルに帰ってゆっくり食べようと決めた。



次は単純に肉食べたかったのでサイコロステーキの屋台に。
ここは味が選べて(日式味とか塩コショウとか色々)辛い味付けにしてもらった。目の前で焼いてくれて熱々を持ち帰り。これは200元
ちょっと高めだけど台湾ドルだから安く見えるマジック



最後に屋台のタピオカを頼む。お姉さんが手際よく作ってくれて通いのお客さんと楽しそうに会話してた。50元。もう日本価格には戻れない。



f:id:pankenta:20200510165808j:plain


帰りながらタピオカを吸う。なんて贅沢な日なんだ・・・




f:id:pankenta:20200510170126j:plain


ホテルに到着。買った物を食らう

まずは葱油餅・・パリッと触感良く小麦粉の生地に葱が練りこんでいて香ばしい風味。味もしょっぱすぎずおかずパンみたいな感じ。
おいしいが油がどんどん胃に溜まっていく感じがする。でも最後までおいしい。
サイコロステーキは想像通りの味。噛むと味が染み出る旨いヤツ。

腹も満足したので後は寝て帰るだけ・・・と思ったがもう一冒険したいと思い、道中で見つけたゲームセンターに行く



f:id:pankenta:20200510171336j:plain



日本円でいうと30円で1回遊べるクレーンゲームが並んでいる。
基本的に台湾のクレーンはやる気のない奴なので振り回して投げ飛ばして落とすやり方を心掛けている。
その時はまだ初めてで何回やっても取れなかった自分は諦めて出ようとした時、地元の人が次取れるよと誘導した。
とりあえず戻って景品を狙うとアームががっちり固定され本当に落ちた。
台湾は上限までのお金を投入すると必ず獲れる仕組みになってるらしい。
そんな事は知らず帰ろうとした異国人を引きとめてくれた方に・・・ただただ感謝であった。
馬鹿の戒めにそのまま台使ってもらって良かったのに・・・
ゲームセンターを出る際にお礼を言った。



f:id:pankenta:20200510172902j:plain




たった半日の出来事に忘れられない思い出がたくさん増えた。さすがに無鉄砲なので2,3泊ぐらいは取るべきだったが....
1人旅は自由に動けて楽しかった。
この来月にもまた台湾に行ったがより楽しかった。
幸福堂の黒糖タピオカと牡蠣オムレツとか思い出すほど行きたい欲が出てくる
また遊びに行きたい。
いつの日になるのかは分からないが・・・・



f:id:pankenta:20200510172815j:plain